海外移住!あれ?NISAできないの?知らなかった落とし穴

「よし、海外移住しよう!」

キャリアも資産もある程度築いて、次は海外で暮らす。そんな前向きな決断をしたとき、私が最初にぶつかったのが――

**「あれ?NISAってどうなるんだっけ?」**という問題でした。

日本にいると当たり前のように使っていたNISA。

「海外に行っても、老後資金のためにNISA継続するぞ!」と思っていたのに、色々調べていたらその前提がガラリと変わりました。

なので、これから退職して海外移住を考えている人のご参考になれば幸いです。


■ そもそもNISAは“日本の居住者”向け制度

NISAは、日本の税制に基づく「少額投資非課税制度」。
つまり、日本の税務上の居住者であることが前提です。

海外移住して「非居住者」になると、原則として

  • 新たにNISA口座で買い付けはできない
  • 既存のNISA口座は継続不可(課税口座へ移管)
  • 金融機関によっては口座自体の取り扱いが変わる

という現実に直面します。

私は最初、「え、積立そのままでいいんじゃないの?」と軽く考えていました。


■ 新NISAでも海外居住は基本NG

2024年から始まった新NISA。
「恒久化」「非課税枠拡大」と明るいニュースばかり。

でも大前提は変わりません。

海外転出=原則NISA利用不可。

一部、海外赴任(会社都合)で一定条件を満たす場合に限り、最長5年間継続できる特例があります。ただし、

  • 事前に届出が必要
  • 転勤扱いであること
  • 証券会社の対応可否による

など、ハードルは高め。

「自分の意思で海外移住」は対象外になるケースがほとんどです。


■ じゃあ、今までのNISA資産はどうなるの?

ここが一番気になるところ。

基本的には、
**出国時に課税口座へ払い出し(移管)**されます。

含み益が出ていても、その時点で課税されるわけではありません。ただし、その後の値上がり益は通常の課税対象になります。

「非課税のまま放置」はできない・・・NISAのメリットが・・・!


■ 海外移住前に考えるべきこと

海外移住を考えているなら、出国前にやるべきことがあります。

  1. NISA枠を使い切るか検討
  2. 含み益のある商品を売却するか判断
  3. 証券会社へ事前確認
  4. 出国タイミングと税制の整理

特に「いつ売るか」は本当に考えました。

「どこに住んでも通用する資産形成」が理想だなと思います。模索中ですが。


■ 外居住者でもできるIdecoをすることに

海外移住はしたい、でも将来の資金もちゃんと投資で増やしておきたい・・・

色々考えて筆者は国民年金、Idecoをすることに決めました。

ただIdecoのメリットである所得控除は、日本で収入ないので全然メリットありません。


■ それでも海外移住は悪くない

「海外移住したい」
「NISAで資産形成したい」

この2つは、意外と相性がよくありません。

でも、事前に知っていれば対策は打てます。

私が伝えたいのは一つ。

海外移住を決める前に、将来の資産についてじっくり考えてみるのは大事です。

制度は味方にもなるし、ときに足かせにもなりえます。

海外移住は楽しいし、色々な体験はお金では買えないこともあります。

だからこそ、ちゃんと知ってから飛び立っていただきたいと思います。