タイの医療費は高い!とタイでの子宮筋腫の手術や通院で身を持って体験した筆者は、タイの民間医療保険の加入を検討しました。
現在は会社の比較的補償の厚い医療保険に助けられているものの、もし転職などしてこの保険が無くなった場合は非常に困るためです。
タイの医療レベルは高い点は安心ですが、私立病院はとにかく高額です。
告知書は英語Ver.
筆者は日本人の同僚に紹介してもらった、FWDという保険会社の医療保険に申し込んでみることに。
日本語対応は無いですが、英語のできるタイ人の個人エージェントの方経由で申し込み手続きを行いました。
告知の内容は以下のような質問だったと思います。
・過去数年で手術歴はありますか
・現在治療中の病気はありますか、などなど
私は正直に
- 昨年子宮筋腫の手術を受けたこと
- 健康診断で**乳がん検診(エコー・マンモグラフィ)**を受け、念の為組織検査をして問題ないものの、6ヶ月に1度経過観察している
を記入しました。
あとは直近の会社での健康診断の結果も出してと言われたので、提出しました。
「もう手術は終わっているし、経過観察だけだから大丈夫だろう」
正直、その時はそう思っていました。
結果はまさかの「加入不可」
数日後、エージェントから連絡が。
結果は
加入不可(Declined)
理由ははっきりしませんが、乳がんの経過観察について何度も質問があったことから、ここが引っかかったようです。
実は乳がんの組織検査は「念の為やっておこうか」ということで実施しただけで、
特に深刻とは言われていませんでした・・・
検査したことがネックになった感じがしました。
「告知しなければよかった?」
タイの保険会社は病院に直接問い合わせて過去の受診歴等を確認することがあるので、
告知していない項目があれば「告知義務違反」と言われるリスクがあります。
告知義務違反は
- 後から保険金が支払われない
- 契約解除になる
という最悪の結果につながります。
ここはやはり、
正直に告知してダメなら仕方ない
と割り切るしかありません。
タイで医療保険を考える人へ伝えたいこと
今回の経験で、強く感じたことがあります。
タイで暮らすには健康であることが非常に大事!!!ということです。
そしてもうひとつ。
「保険に入れない可能性がある」ことも含めて、
自分の医療費プランを考える必要がある
ということ。
保険だけに頼らず、
- 医療費用の貯蓄
- 日系病院とローカル病院の使い分け
- 年1回の健康診断の位置づけ
そういった現実的な対策も、
タイでは本当に大切だと実感しました。
まとめ:これは私だけの話じゃない
この話、実は私だけではありません。
周りの日本人からも、
「告知が厳しく加入できなかった・・・」
という話を聞いたりします。
また、保険を使用しようとしたところ告知漏れを理由に突如解除となった・・・
というお話も聞いたことがあります。
また、日本のように告知がシンプルで入りやすいという保険もなかなか無いようです。
※知っていたら教えて欲しいくらいです。
もし、これからタイで医療保険を検討している方がいたら、この記事が参考になれば嬉しいです。
